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  • guzeiintoyota

お盆のお礼&新作動画

本年も無事にお盆のお参りを終えることができました。コロナ等で大変な中、心を尽くしてお迎え頂いた皆様、本当にありがとうございました。


毎年、すべての棚経を終えて、お寺に帰ると、提灯に灯りを点し、ご本尊様の前で、今年初盆を迎えた方々たちや檀信徒のご先祖様方の回向をしております。


薄暗い本堂にたなびく淡い光の中で一人ご本尊様に向かっていますと、各家の仏壇の前であたたかく迎えてくださった皆様のお顔が浮かびます。


私はあの方々の供養にふさわしい人間だろうか、またご先祖様たちに届くお祈りができたであろうかと自問しながら木魚を打ってお念仏を申し上げておりますと、すべてを見透かすような阿弥陀様の透徹とした眼光が目に飛び込んで参ります。


「ああ、やっぱり阿弥陀様におすがりするよりほかにしようがないんだなあ」という気持ちを新たにさせられます。所詮、私は聖人君子でもなんでもない、ふつうの人間で、皆様に手を合わされるどころか、むしろこちらが、愛にあふれた皆様の心遣いやご家族同士の絆、ご先祖様に対する真摯な姿勢に手を合わせたくなってしまいます。


「ありがとうございます」という代わりに「南無阿弥陀仏」、「ごめんなさい」という代わりに「南無阿弥陀仏」、「どうか皆様が健やかにお幸せでありますように」と願って「南無阿弥陀仏」、「痛みや不安、苦しみがすこしでもなくなりますように」と祈って「南無阿弥陀仏」……わたしにできるのはこんなことくらいです。でもそのたびにいつも「大丈夫だよー」という声が聞こえるような気がして、すこし安心しています。


嵐のようだったお盆の夜も更けて、今は虫が鳴く静かな夜となりました。

皆様の祈りが亡き人たちに届き、「また来年も来るよ」と笑顔で帰っていかれたらいいなと思っております。どうか皆様が病なく、笑顔で暮らせますように。苦しみが和らぎ、幸多き日々が送れますように、山里の寺よりお祈り申し上げております。


南無阿弥陀仏

しょうもん 拝


PS.七月に行われました「盆施餓鬼法要(ぼんせがきほうよう)」の模様を紹介した新作動画が完成いたしました。今回も製作は檀信徒の山田貴啓様にお願いいたしました。「お盆」や「お施餓鬼(せがき)」の意味や参拝の仕方、また普段は見ることのできないお塔婆や食事の準備の様子などを余すことなく紹介しておりますので、是非ご視聴くださいませ。




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